2009年5月11日月曜日

フリーのソフトなんてない(There ain't no such thing as a free soft)

アメリカの学校で先生がLinuxは無料でないと子供を叱責したという話に思う

このアメリカのカレン先生の英文がよく理解できない。
しばらく考える時間を要しましたが、リナックスが無料である以上、この先生がいくつか誤解していると考えるのが自然なので、先生の英文のほうも、「間違っている部分がある」という前提で読まないといけないのかもしれません。
そうなると、その誤解が具体的になんなのか、正しく理解したうえで読まないと、この先生の真意を読み取ることはできないということになると思います。
どう誤解していると解釈しているかで色々な日本語になると思うんですが、私なりの解釈を書いてみたいと思います。


まず、大雑把な話。

この先生は、学校でパソコンに無料のソフトとしてLinuxを入れていると自慢げに話している生徒と、その生徒が友人に無料だからとLinuxのCDを譲渡しようとしている場面を見たようです。
その際、先生はLinuxを何か違法な手段で取引されているソフト(海賊版の類)と勘違いし、生徒を叱り、さらに配布元へ抗議を行った……というものです。

しかし、Linuxは一応無料で配布されているソフトなはず。
中には、Turbolinux等、サポートを有償で用意していたり、または無料では配布していない有償のソフトウェアを用意していたりするベンダもあります。

また、このニュースを見たとき、もう一つの考え方として、
「フリーソフトウェアというのは、本当は『無料』という意味ではなくて、『ソースの閲覧、修正、再配布が"自由"』という意味で『フリー』なんだよ」と、生徒にフリーソフトウェア(改め、オープンソースソフトウェア)を理解させようとしたかったのかもしれない……と思ったりもしたんですが、まあ、詳しく読んでみたところその線もなさそうです。

フリーソフトウェアからオープンソースと呼び名を変えるまでの歴史

以下、ニュースソースとなったHelios linux開発者のブログ
Blog of helios: Linux - Stop holding our kids back

誤解がどの程度あるのか、難しいところですが、特に
"This is a world where Windows runs on virtually every computer and putting on a carnival show for an operating system is not helping these children at all. "
のあたりがわからない。このニュースを扱っている英語のページでも、「ここがわからない」と言っている人がいるのも見かけました。
その人に対して、「いいか、ショーを動詞として考えて、「カーニバルを見せる」と考えると分からなくなるんだよ。このshowを名詞だと考えれば、何も問題ないだろ?」
と答えてくれた人もいたんですがが、質問者からの返事はというと、「お前が理解していないことは理解した」という、2chみたいなやりとりになってしまっていました。

前半、「世界中で、ウインドウズが走っている世界であり……」みたいな部分は大丈夫です。
後半部分、
「~が子供達を助けることにはならない」という部分もだいたい分かるんですが、その前の「オペレーティングシステムで(に)カーニバルを映し出すこと……」あたりが今ひとつわからない。


誤解の内容は、「先生はLinuxを本当に無料だと知らない」と言う感じだと思っていましたが、いったいどのようにLinuxというものを理解しているのか……
どうも、Linuxという単語は知っていて、それが無料で配布されていることは知っているものの、そのLinuxを使うこと自体が犯罪性を帯びていると言うか、さらにはオペレーティングシステムさえも違法なソフトを指す言葉だと考えているように思えます。

私の解釈を書くと、

先生は、パソコンと言うものは全て(Macか)Windowsが入って動いているもので、それに対し、ライセンス的に不正に使用する方法として、「オペレーティングシステム」なる不正ソフトウェアを導入してコンピュータを無理やり動かす手法が存在している。その手法は「リナックス」と呼ばれ、アメリカほど豊かではないいくつかの国では、コンピュータを「正規の方法」で利用することができず、「リナックス」と呼ばれる不正ソフトウェアを書き込んで使用しているらしいという世界情勢を知っている。
また、先生はマイクロソフトに「古いバージョンのWindowsを無料で後進国に提供して、世界中の子供たちが不正ソフトウェア(オペレーティングシステムと呼ばれる怪しいもの)を入れることなくPCを利用できるようにしませんか?」と協力を求めるという大変ナイスなアイデアを抱いており、Heliosリナックスそれを提案すると共に、今回不正なソフトをばらまき、私の大切な子供たちに悪い知識を与えたあなたには法的、金銭的な制裁も辞さない

というところになるんでしょうか。
上に引用したカーニバルあたりの英文を考えると、「オペレーティングシステム」という言葉もまた、不正なソフトとして認識されているように思いました。オペレーティングシステムというものは、ウインドウズでコンピュータを動かす権利のない人がコンピュータに導入し、「ウインドウズを動かすために作られたコンピュータ」を不正に動作させるためのプログラムであると。
つまり、オペレーティングシステム=違法なソフトウェア。もしくは、Windowsはオペレーティングシステムではない。

そして、Linuxを使う人をdisadvantaged(恵まれない)と言っているので、この先生は「どこかの国で貧困の中、PCにLinuxを入れてカーニバルの動画を見ている人」というものをニュースか何かで見たのかもしれません。

カーニバルの動画を見るということも、教育的な意味でちょっと望ましくない可能性もあります。



……しかし、きっとそういうことではないはず。多分、PCに「オペレーティングシステム」が入っている時点で問題だと考えているはず。
disadvantaged……と出てくる文というのは、
I admire your attempts in getting computers in the hands of disadvantaged people but putting linux on these machines is holding our kids back.
disadvantageだと、「損害を与える」になり、「あなたのように資本主義経済に(マイクロソフトら正規のコンピュータ会社に、または子供達への教育に)損害を与える人」という意味と考えることもできますが……
きっと、「あなたは不正なソフトウェアを開発する(コピーする)ことによって恵まれない人にもコンピュータを使わせたいという善意から違法ソフトを配布しているのでしょうが、それはわが国の子供達には知らせるべきではないことです。」

と言いたいのでしょう。

そんなわけで、私の解釈による先生の手紙の訳。

ある日、ある生徒が、彼のラップトップPCと共に友人に囲まれている場面に出会いました。
どうやら彼はいくつかの用途にコンピュータを使って見せているようでした。その生徒は自分のラップトップPCの能力を見せて、そして"リナックス"のディスクを取り出してみせました。私はディスクを没収した後に、その生徒と面談を行い……という一連の出来事が、今私があなたとあなたの組織を見つける事になったまでの経緯ということになります。スタークスさん、私はあなたが自分のしていることに対してどんな強い信念を持っているのかも分かっているつもりです。しかし、あなたのやったことも、あなたが私の受け持つクラスで引き起こしたこの出来事についても、私には見逃すことができません。
現時点では、私はあなたの行為が違法であると言う根拠を持ちません。しかし、どんなソフトも無料であるはずがなく、誤解を広めるような行為は害悪です。子供達というものは大人を見て育つもので、それ故、大人は良い手本にも、悪い前例を示すことにもなります。近い将来、私は時間をみてこのことについて詳しく調べ、あなたに、あなたの行為が違法であることを通告せねばなりません。私は法律に基づいて、あなたに罰金の支払いを要求することになるでしょう。スタークスさん、私は大学で多くの"リナックス"を試みる人を見てきましたが、あなたの理想に満ちた主張は酷く水増しされ、しかもその中心は全くの嘘で、言い訳でしかない違いありません。あなたは不正なソフトウェアを開発する(コピーする)ことによって恵まれない人にもコンピュータを使わせたいと考えているのでしょうが、それはわが国の子供達には知らせるべきではないことです。

正しくは、どんなコンピュータでもウインドウズが走っているべきなのです。オペレーティングシステム上でカーニバルを上演することはこれらの子供達を助けることには全くなりません。私は、あなたがマイクロソフトにお願いしてみれば、古いバージョンのウインドウズを提供する以上の協力を喜んで申し出てくれるだろうことを確信しています。そうすれば、あなたのコンピュータはそれを受け取る人への本当の救いの手となるでしょう。



上の文章には、「近い時期に」とか、内容を伝わりやすくするために余計な部分がいくつか混じっていたりもします。
以下、訳す際に気にした部分。もしくは、訳が難しくて間違っているかも知れない部分等のメモ。

Mr. Starks
スタークスさん。Helios linuxの開発者もしくはスタッフ

I am sure you strongly believe in what you are doing…
なんとなく"確信犯"という言葉が思い浮かぶ文です。多分、古式ゆかしき"確信犯"のほうの。先生は、「貧しい人のためを思って不正ソフトウェアをコピー、流通させる」という形で、リナックスを配布していることに一つの「錦の御旗」が存在していることを認めているようです。そして同時に「それは結局欺瞞でしかなく、結局あなたは海賊版で不正使用したがっているだけで、さらには周囲にまでそれを広めようとしている迷惑な存在だ」みたいな解釈をしていることも後の方で読み取れます。
また、そもそも確信犯という言葉との関連を論じている部分でちょっと話はズレつつあることはわかっているんですが、近年かなり市民権を得ている方の"確信犯(故意犯)"として考えてみても、「違法でマイクロソフトが不利益を被ることは分かってるけど、害を与えたいんだからいいんだよ。別に違法だってなんだって」みたいな行動と捉えているとしても、間違ってはいない気もします。どちらでもいいことですが。

No software is free and spreading that misconception is harmful.
"どんなソフトもタダであるはずがなく、誤解を招くような謳い文句は害悪である。 "
上にも書きましたが、私は、
「リナックス=よくわかんないけどコンピュータを違法に動かすためのもの。警察機構が上手く働いていないか、経済上やむをえないという理由で、後進国では黙認されているもの」
と先生は解釈しているものと読み取っています。

if you are doing anything illegal,…
もし違法行為であったなら
私には、このifがどの程度の確率を見込んで使われているのか判断できません。日本人が英語を読むときの感覚だと、「もし」ときたら、それほど実現の可能性はないというか、ある程度「違法ではない」可能性が残されているようにも思います。
日本語でも、100%確信しているときでも「仮に」とか、「~としたら」みたいな言い方をすることも普通にありますし、この先生もこのメールを書いていた時点で、かなりの高い確率で(もしくはほぼ確実に)リナックスが違法なものであると立証できると思っているのだろうと思います。


I will pursue charges as the law allows.
chargeはお金が主な意味なのではないでしょうか。他にも"罪"とかの意味にもなります。
pursue=求める、追求するとあわせて、「罪を追求する」「罰金を科す」「お金を要求する」みたいな意味になると思うんですが、これが刑事罰の上での罰金を科されるよう(罪に問われるよう)告発するということなのか、自分の教室で起こったことに対する民事上の損害賠償を求めるつもりなのか、ちょっと判断ができません。訴訟大国とか呼ばれてますし、法外な(でも法律内らしい)金額を要求するつもりだったりしたのかもしれません。

I along with many others tried Linux during college
読めはするけど解釈に困る文。
多くの人と一緒に大学でリナックスを試みた?
along withには「一緒に」とか「協力して」とかいう意味があるようです。
大学の友人と一緒にリナックスの勉強をしたり、コンピュータの授業でリナックスを使っての課題をこなしたりする必要があったのでしょうか?だったら、リナックスに対してもっと理解があってもよさそうです。
そんなに一緒だったり協力して使っていたりとかでもなく、もっと遠い関係、たとえば、「知り合いにいた」とか、「大学の同級生には、そういうのもいた」くらいになるかもしれません。
リナックスを試みるという部分も、実際、友人の一人がリナックスを使っているらしい、と話には聞いたことがあったのかもしれません。しかし、先生のリナックスへの理解を考えると、先生の中で、「リナックスを試みる」は、「(Winの)海賊版等を違法に入手し、タダでパソコンを使うこと」に相当しているかもしれません。
実際のところ、その友人、知人というのも、普通にリナックスを使っていたわけでもないのかもしれません。フォトショップなんかの海賊版のソフトを入手して使っていたり、それを配ったりしていたやつがいたということを指して「なんかそんなことしてるやつは、学生時代にも話には聞いていた」と言っているのかもしれません。
いずれにせよ、先生は学生時代から「リナックスだかCDRに焼いたWinXPだか知らないけど、タダに近い値段で取引されるソフトがあるらしい」という程度の浅い認識のみで、このあたりのものを全て違法なものと思い込んでいたんでしょう。

the claims you make are grossly over-stated and hinge on falsehoods.
あなたのした主張は……酷く水増しされた、嘘の中心
overstatedが水増しする、 hinge=中心 falsehood=嘘
ということで、「貧しい人のため」とかは本当のところは嘘で、結局は自分が不正に使用するためにネットを探してインストールディスクのデータを入手し、それをクラックして路地裏でコピーCDで売るか、ネットでタダで流して自己満足に浸りつつ著作権侵害してるかあたりだろうと考えているんだと思います。

run virtually
事実上、ほとんど
ほとんど全て、Windowsが動いている、もしくは、「売られているコンピュータは、事実上、Windows用に作られたものである」というあたりでしょうか。
高校のころに語彙を試す試験で知ったのですが、virtualは「実在する」みたいな意味になるらしいですね。
goo 英和辞典で、「virtual」

2つ目の意味に、一応「仮想的」とか出てます。テストで出た「Virtually」とかだと、もう「実質的な、事実上の、ほとんどの」としか出てこない。

元々は、コンピュータ上には実在している、しかし、物質的には実在していない……という形でヴァーチャルメモリ、バーチャルホスト、バーチャルリアリティという言葉が生まれたのだろうと思います。きっと。

高校時代も、クラスのほとんどが「仮想的な、存在しない」みたいな意味に捉えて間違いと採点されました。もちろん、当時のわたしも。

putting on a carnival show for an operating system is not helping these children at all
読めないだけじゃなく解釈に困る部分。
put on 上演するとかの意味もありますが、カーニバルって本当に動画のカーニバルでいいのでしょうか?
「違法ソフトウェアてんこ盛りで酒池肉林」みたいな意味だったりしないかな?とか思ったりします。
childrenも、教室の子供達でしょうか、世界中で飢えに苦しむこどもたちでしょうか。

your computers would actually be of service to those receiving them...
これは、コンピュータを受け取ることになる人に、(古くてもウインドウズを入れたコンピュータをあげるようにしたほうが)本当の意味で正しいサービスを提供することになるといっているのでしょうか。
サポートされなくなった古いWindowsなんてかなり危なそうですが。

情報処理推進機構:情報セキュリティ:ウイルス・不正アクセス届出状況について(2007年4月分)

今月の呼びかけ:
 「 サポートが終了したOSを搭載したPCの危険性を認識しよう!! 」
― ぜい弱性(*1)が解消できず、被害に遭う可能性が極めて高い!! ―

2009年5月5日火曜日

状況開始っ!

この概要は表示できません。投稿を閲覧するには ここをクリック してください。

2009年5月1日金曜日

コラーゲン梅酒

ブログペットの下の広告に、萌え萌え二次大戦の梅酒が出てきました。
島根県石見銀山の村おこし「石見銀山の梅酒」 で、以前の「にごり梅酒」とはまた別に、今度は「コラーゲン梅酒」だそうです。
「コラーゲン梅酒」については私は今日初めて知りましたが、こちらは前のときに比べ、ニュースサイトとかであまり取り上げられていなかったのでしょうか。(そうでもない?)

以前の「にごり梅酒」はゲームキャラの普段の服装そのままなパッケージでしたが、今度はスクール水着or下着のパッケージに。
作中に登場するイラスト(CG?)なのでしょうか。なんとなくPCゲームの店舗別特典テレホンカードみたいな感じになってきたような。

それでいいのか、島根


私も、2月ごろ発売された梅酒2本を一セット買ってあり、ときどき飲んでいます。まだ一本と1/3くらい残っている状態です。
酒の味とかはかなりわからないですが、近所で買える梅酒とかと比べると、ちょっと酸味が強いです。
風味もかなり梅の味……というか、梅干を思い出す味がします。まあ、本来梅酒というのはこういう味なんでしょう。

近所で買える、缶だったりパックだったりする梅酒は、結構どれも同じ味に思えます。そして、「梅っぽくない味だなあ」と思いながら飲んでいました。
そういうのとは明らかに違う味なわけですが、酸っぱいものが苦手な人だったりすると、逆に苦手な味になるかもしれません。


一宮酒造HP 「石見銀山」村おこし協力酒販店一覧

バナーも見つけたので、張っておきます。
世界遺産×梅酒×萌え戦略!?“萌えにごり梅酒”応援中! “萌え梅酒”第2弾を緊急発売!乙女のたしなみコラーゲン梅酒 応援中!


母の日ギフトもありました。
こちらは二次大戦ではなく。

母の日にコラーゲン梅酒

2009年4月29日水曜日

光マンション+IP unnumberedで自宅サーバ

光マンションの固定グローバルIPアドレスサービス+DDNSサーバで自宅サーバを動かせるかと思ったが、無理かも。少なくとも、私のプロバイダの場合は。

(※以下、IP「アドレス」を省略してIPと呼び続けます。)

住んでいたアパート(マンション?)が光マンションに加入し、アパートの住人は無料でインターネットに接続できるようになりました。
そちらから自宅サーバを公開できれば今までのプロバイダ+固定電話を解約して、月々4千円くらい節約できるかと思ったんですが……

最近利用可能になったのは、e-broadの光マンションサービス。
各家庭(部屋)へはプライベートIPアドレスが割り振られました。
e-broadのサイトを見ても、光マンションからでは固定IPは使えそうになかったし、部屋の工事にきた人に「これって固定IP割り当てのサービスあるんでしょうか?」と聞いて、追って連絡するとの返事をもらったのに何の音沙汰もなかったので、自サバ公開は無理かと思ってたんですが、一応メールで固定IPサービスがあるか聞いてみると、実はあるとの知らせが。サーバーの公開、ネットゲーム用等に用意してあって、無料で利用可能とか。


メールより転載しておくと、

1:イーブロードHP(http://e-broad.jp/)
↓ ↓ ↓
2:左メニュー、プロバイダサービス内のe-broad光電話
↓ ↓ ↓
3:お申込はこちら(赤いバナー)
↓ ↓ ↓
4:利用規約確認
↓ ↓ ↓
5:情報を入力いただき、「申込種別」に「グローバルIPのみ」にチェックを入れてください。
↓ ↓ ↓
6:確認後、申込

といった流れ。まさか光電話の中に含まれているとは……(といっても、IP電話は固定グローバルIPアドレスが必要なものなんでしたっけ?)。
申し込みから利用までは2週間から4週間の予定と通知されていましたが、結局頼んでから3ヶ月ほどかかって、ようやくまともに利用可能に。

ルータにIP unnumberedを利用することで固定IPによる外部からの接続を実現しているものの、このルータは同時にプライベートIPを利用した他の部屋の人たちの接続も担当しているので、実はルータにもちゃんとIPがある。だから、外からみるとルータのIPしか見えてない。
確認くんで見てみても、このルータのIPしか見えていない状態になってしまいます。


「IP unnumbered はルータにIPを振らない技術だよ」
と言われてしまうかもしれませんが、最近は一部のコンピュータにグローバルIPアドレスをふりつつ、他はプライベートIPアドレスを振って、それらを同一ネットワーク上に共存させることが可能なルータも出回っているようです。

実際に、今、私の部屋へ届いているLAN接続口(電話線のとなりにLAN接続口がある)からハブへつなぎ、
そのハブに2台のPCをつなぐとする。
1台を手動でグローバルIPアドレスに設定し、もう一台はdhcpでプライベートIPを割り振られるようにしてみると、同一ネットワーク上にグローバルIPアドレス、プライベートIPアドレスが同時に存在したまま、同時にインターネットに接続可能。


ここにもそんなことが書いてあります。
価格.com PLANEX BRL-04CWに『IP unnumbered設定ができない』

上の製品で、IP unnumberedの正しい設定の方法は……わからない。これはどうやれば?

実機がないと実験もできないので、ここからはわたしの部屋と光マンションのルータの状態を紹介してみる。
、上のページ同様、プロバイダから与えられたIPアドレスが100.100.100.8~100.100.100.15であった場合で書いてみます。 ネットマスクは255.255.255.248(/29)

ルータ(デフォルトゲートウェイ)のIPが100.100.100.9であったなら、e-broadでは利用者は100.100.200.11~100.100.200.14までをコンピュータに割り振ることが可能。
ネットワークアドレスの100.100.100.8、ブロードキャストアドレス100.100.100.15は割り振れない。
それに加えて、100.100.100.10も利用できない。
traceroute(winではtracert)を使うと、ルータに相当する部分で100.100.100.9の代わりに100.100.100.10が出てきました。

外側からサーバ(100.100.100.11)に向かってtracert(winから)しても、
サーバから外へtraceroute(こちらはlinuxから試した。)しても、100.100.100.9ではなく100.100.100.10が返信してきます。 でも、デフォルトゲートウェイで設定するIPとか、確認くんでみえるIPは100.100.100.9。

そして、光マンションのルータのdhcp機能でプライベートIPを割り振られた状態では、ルータ(デフォルトゲートウェイ)のIPは192.168.0.254に見える。そして確認くんでは100.100.100.9(ルータのIP)が、光マンション内部から適当なところへtracert(一応、実際に使ったコマンドのほうを書いています)では100.100.100.9や10は登場せず、192.168.0.254しか出てきません。
いくつかのIPアドレスに対してpingを送った後で、arp -aと打つと、

C:\arp -a

Interface: 100.100.100.11 --- 0x2
Internet Address Physical Address Type
100.100.100.9 aa-aa-aa-aa-aa-aa dynamic
100.100.100.10 aa-aa-aa-aa-aa-aa dynamic
192.168.0.33 bb-bb-bb-bb-bb-bb dynamic
192.168.0.254 aa-aa-aa-aa-aa-aa dynamic

といった形で、同じMacアドレスが、グローバルIP、プライベートIPのいずれも持ってそれぞれ動作している様子が見えました。
一応、MACアドレスも元々の値から変えて表示してあるものの、100.100.100.9、100.100.100.10、192.168.0.254 のMACアドレスは同じ物でした。192.168.0.33はLAN内のもう一台の私のPC。
もうちょっとがんばってLAN内にpingを飛ばしまくれば、他の部屋の誰かのPCが見つかったりするはず。試してみませんでしたが。
これで、ルータがPCに複数のLANカードを挿したような手作りの品だったら、LANポートごとにMACアドレスが違ったりして、外向き、内向きのLANポートのMACアドレスとIPアドレスの組み合わせが分かったりしたのかもしれません。

……ちなみに、ルータ(デフォルトゲートウェイ)のプライベートIPアドレスが192.168.0.254というのは私の好みによる設定だとか深い理由があるわけじゃありません。e-broadではもともと、ネットワークの一番後ろの数字をルータに割り振っていたようです。
これが原因で、一番最初に指示された固定IP接続の内容は「デフォルトゲートウェイが100.100.100.14、サーバのアドレスは15から21までをルータに『設定』しておきましたのでご自由にお使いください」とか言われてビビることになりました。いや、その設定じゃ、ゲートウェイと固定IPアドレスが別ネットワークになっちゃうでしょ。
ただ先方が理解していないだけで、示された番号を使うことを推奨されているだけなら問題なかったのですが、そのルータにはIP unnumberedを有効にするIPアドレスを明示するための設定項目が存在していた様子。そしてルータの『設定』を行った結果、

「ルータと同じサブネット内のIPアドレス ∩ ルータの設定上、IP unnumberedを利用できるはずなIPアドレス=何も無し」

となってしまいました。これで技術サポート要員を説得して、ちゃんと再設定してもらうまでに2週間かかりました。

説得は、正直、「ひょっとしたらそういうことが(最近は)可能なのかな?」とか思ったりもして、少々不安な部分もありました。
サポートの人も、「自分の技術の無さを棚に上げて、プロバイダ側や製品の不備にしたがる迷惑な客」というのも実在するだろうし、私もそんな迷惑な客だと思われている可能性もありました。

結局、私は、
私「ネットマスクを考慮すると、ルータとそれ以外のIPのほとんどは同一ネットワーク上に存在していませんよね?これについてどう思われますか?」
と同意を求めてみました。
サポート「……確かに、お客様の言うとおりなのかもしれません」
私「そう思いますよね!」
サ「私は、そこまで詳しいことはしらないんですが」
「……」

それでも納得してくれなかった。
で、あちらの指定したIPと重なってしまう「ブロードキャストIP」がいくつになっているのかを確認してもらい、その結果をもらうまでに3日。ただifconfigを打つには遅すぎるので、こっちから連絡をするまで何も返事がなかった。
とはいえ、その3日の間に誤りがあったことを認め、設定変更作業を行っていたようです。
このとき、もし何も変更が無かった場合は、「使用可能な番号の開始位置を13までずらしてくれ」とお願いするつもりでした。そうすれば、前後の番号をわりふっている人がいたとしても、それほど大きな影響もなく(多分)、私も1つだけまともに使えるIPが手に入ることになると考えました。



閑話休題。
外側から自サバに割り振られたグローバルIPが呼ばれれば、ルータはちゃんと中継してくれるようで、接続可能です。しかし、現在のところ外から見るとルータのIPしか見えていません。

これで何が問題かというと、DDNSへの登録ができないことです。
ルータのIPアドレスしか登録できないため、サーバーへアクセスしようと、ルータのIPアドレスまで情報請求(接続要求?)が届いたとしても、ルータはそこからローカルネット上にあるサーバーへ転送しない。
自分宛てに送られてきた、「間違ったhttp接続要求」あたりとして捨ててしまいます。
わたしはieserver.netを利用させてもらっていますが、そこのサーバーは「接続してきた者のIPを調べ、そのままその番号を登録」とするようになっています。
サーバーそのものに登録を行わせるcgiなんかもあり、その他「DDNSへのIPの登録を自動化するソフト」としてdiceとかいろいろ見てみたかぎりでも、どこのDDNSでもそのような手段を用いてIPを登録している様子に見えます。

ユーザーが手作業で番号を指定するより間違いを起こしにくいからなのか、自動化が容易だからなのか、ユーザーに勝手に設定させるとイタズラが可能だからかは不明。
確かに、見えているIPを(機械的に読み取って)登録すれば問題は起こらないはずでした。
今回の光マンションのグローバルIPの割り振り方というのは、かなりマイナーなものなのだろうと思います。

私も、IP unnumberedとか、光マンションのルータの設定とか、厳密には理解していない部分もあるので、今後なんとか出来る可能性はあります。
でも、多分今の状態が、ルータも私の部屋のPCとかもちゃんと上手く設定された状態なのだろうと思う部分もあるので、これ以上プロバイダの技術サポートに電話をするのはやめておきます。上にちょっと書いたとおり、グローバルIPをちゃんと割り振ってもらうまでに既に何度も電話している間柄ですし、もう疲れた。

独自ドメインのほうはどうやってIP登録するのかわかりませんが、多分、今のような状態からでもルータの内側にあるサーバ用のグローバルIPを登録できるはず。(手入力とかメールとか?)


今後、私は
・なんとかDDNSに登録できる方法を探す
・現状のまま、これまでのプロバイダからDDNSを利用
・プロバイダ、電話回線解約で浮く分のお金で独自ドメイン取得

あたりの行動をとると思います。
独自ドメインも多少興味があるものの、今のサブドメインも気に入っているので、もうしばらくこのままがいいです。
固定IPでなら、ieserver.netの中の人に「一生のお願いだから」とメールして、一度だけこちらのグローバルIPアドレスを割り振ってもらってしまえばいいような気もします。
しかし、固定IPサービスも無料サービスなわけですし、どのくらいの頻度でグローバルIPアドレスが変更になるのかよくわかりません。
実際、ルータの設定をいじってもらう前後でルータのIPが変化していますし。
同一ネットワーク内で100.100.100.14→100.100.100.9へ移動したわけじゃなく、一つとなりあたりのサブネットへ移動しました。
100.100.100.6→100.100.100.9みたいな感じ。

その設定を行ったことを伝える電話で、
「こちらの設定が間違っていたようなので、ルータを設定しなおしました。それによりまして、昨夜は少々接続が不安定な状態になりましたが」
みたいなことを言われたりもしたから、結構大規模に間違ってて、いろいろ直す必要が生じたのかも。

……あ、場合によっては「おめーのワガママのせいで何人のひとに迷惑かけたと思ってんだ?」みたいな意味が含まれていたのかもしれませんね。電話の内容を思い返してみても(というか、留守番電話に残っていたので、そっちを聞きなおしてみても)、実際に利用可能なIPアドレス等を通知するために送られてきたメールを読み返してみても、2ヶ月以上延びたり、変な設定していたことへの謝罪は一言も入ってませんでしたし。


そんなわけで、技術サポートからのサポートは、もうこれ以上期待できないでしょう。
多分、今のこの状態はプロバイダ側が悪いわけじゃないし。
ieserver.netさんへの「一生のお願い」を行うという案も……まあ、「一生のお願い」というものが、シューティングゲームでいうところのボムくらいの頻度で使えるものだとしても、やはりボムは大切に使うものです。


ひとまず、もうちょっとがんばってみます。


それと、この自分のIPがいくつもあるような変な設定だと、公開プロクシ経由で書き込んでいる状態となるのかもしれません。2chに書き込めなくなった。
YahooのほうのIPだと、頻繁に書き込み規制されるので、たまに光のほうから書き込んでたんですが……あと、IPアドレスとかの情報を照合しながらページを表示しているであろう、amazonやソフマップのページがやたら重い。あと、海外からの掲示板への書き込みが急に増えた気が。ちょっと前まではbbqとか入れてしのげてたけど、ちょっとそれも効果ないみたい。どうしよ。

2009年4月11日土曜日

野菜ジュース他、最近気に入った飲み物

中高生の頃、母に「飲み易いから飲め」と充実野菜を勧められたことがあったんですが、好んで飲む味ではなかったのであまり続きませんでした。
それでも、最近ではさらに味を工夫した商品が出ているようで、中には全く野菜っぽい味を感じずに飲めるものもあります。

小さな子供などに勧めても、結構受け入れられる味になってきているのではないでしょうか。


私も子どのもの頃から野菜類があまり好きでなかったのですが、ビタミンの不足は、私にとって花粉症の原因の一つかもしれないので、なるべく野菜をとりたいとも思っていました。あまり気がすすみませんでしたが。

充実野菜等では果物を多く含み、普通の野菜ジュースとは比べ物にならないほど飲みやすくなっています。しかし、充実野菜、野菜生活100でオーソドックスな色(赤、もしくはオレンジ)の味も、どこかそんな野菜的な味で好きではありませんでした。あの味はにんじんでしょうか?


健康にいいとわかっていても、青汁を含む従来の野菜ジュースにくらべて飲み易く作られているといっても、やっぱり味がよくないと「また飲みたい」とは思いません。
ほとんどフルーツ味でも、どこか野菜の味を感じるものは、結局従来の野菜ジュース同様健康食品と同じ位置づけになってしまいます。

それでも、最近私がいろいろ飲んでみた感想としては、野菜生活100の紫と黄色は結構野菜の味が隠されている感じで好きです。

カゴメ・野菜生活100 - Wikipedia
紫はブドウとブルーベリー、黄色はマンゴーと…バナナ?パイナップルの味かと思っていましたが……

赤は飲んだことがありませんが、オレンジ色のものにはにんじんの味がしっかり出ている気がします。飲めないことはありませんが、好んで飲みたい味でもありません。

緑も、ほとんどキウイや何かの味がするのですが、セロリやカボチャの味を感じます。

野菜生活100の緑もそれほど嫌いな味ではないにしても、先日、伊藤園の「緑の野菜」を飲んでみたところ、こちらのものはほとんど野菜の味を感じませんでした。
http://www.itoen.co.jp/products/kobetsu.php?id=58
これの『緑の野菜 モロヘイヤ&果実ミックス』。
野菜30%、果物70%と、割合を見るともうほとんどフルーツジュースですが。
りんご、ぶどう、グレープフルーツ、レモンが使われているらしいものの、「何の味」かはちょっと言葉にできない。


もう一つ、グレープフルーツジュースを好んで買うようになりました。
ライトノベル作家の渡瀬草一郎氏も「グレープフルーツが苦手」と言っていました。SAPPOROの、『Ribbon 純水あっさりグレープフルーツ』というやつが、酸味が少なめで甘味が強く、大変飲み易いです。
http://www.sapporo-inryo.jp/product/fruit/Ribbon_gf/index.html

わたしも、もともと、酸味の強い柑橘系の果物は結構苦手だったんですが。
グレープフルーツに限らず、夏みかん、いよかん等も。

父が何かの繋がりで、大量の「みかんジュース」を買ってくることがありました。パッケージは微妙に違うものの、愛媛のPONジュースに近い感じの味です。最初母に「オレンジジュースあるけど、飲む?」と勧められて飲んだときには正直びっくりする味でしたが、今では好んで飲む味です。
……でも、あの「みかんジュース」は「オレンジジュース」じゃないでしょう……遊びに来た親戚の子に「オレンジジュースがあるけど?」と勧めるのはやめてあげるべきです。


他のグレープフルーツジュースを飲んでみても、酸味、苦味が強いのはやっぱり好きではないので、味覚が変わってきたというわけでもないと思います。
数年前にも、NEWDAYS(JRの駅の中によくあるコンビニ)で、同様に甘くて苦くないグレープフルーツ味のジュースが売っていたことがあります。
今では見かけなくなってしまい、商品名も、どこで作っていたのかも覚えていませんが、白を基調とした水色の水玉でデザインされたフルーツミックスジュースだったような気がします。


最後にもう一つ。メッコールは意外と不味くなかったです。
コーラのような、メロンソーダのような、麦茶のような色々な味がしますが、ネタになるほど不味いというほどでもない気もしました。期待しすぎだったのでしょうか。
韓国で大人気な商品だったというのも……納得はできなくても否定もできない味だったと思います。

2009年3月26日木曜日

眼にいい目薬

先日、眼科に行ってきました。
以前、一度結膜炎と診断されたことがあったのですが、その当時は一度目薬をもらっただけで、それを使うこともあまりなく、そのまま特に治療は行わないまま……10年くらいが過ぎました。
しかし、調べてみると結膜炎は結構危険な病気のような気もします。
結膜炎 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E

たまに、「眼が悪いやつといっしょにプールに入ると伝染する」みたいなうわさを(小学生時代に)聞きました。一種の迷信みたいなものと思ってましたが、結膜炎のことだったんでしょうか?

それで、結膜炎についてで訪ねるのは10年ぶりくらいになりますが、眼科へ行ってきました。
眼の充血は、ずっと前から続いているので、それについて「結膜炎でしょうか?」ときいてみたのですが……
結果、「そのくらいの充血は普通です」といわれました。
まあ、家族が眼のかゆみをうったえたり、クラスに結膜炎が拡がったりすることもなかったので、そもそも結膜炎ではなかったのかもしれません(少なくとも、伝染性のものでは)
一度結膜炎と診断されたことも、眼を酷使したせいかもしれないし、花粉症の影響あたりで眼が充血していたせいだったのかもしれません。とりあえず、結膜炎はいいとして、眼の充血や、近視の進行による視力低下に関することなどを聞いてみました。

「(パソコン等の作業に時間を多く使っているので、)視力低下が気になるんですが、疲れ眼にいい目薬ってありませんか?」
「マラソン中にいくらサプリメント飲んだって無駄でしょう?目薬じゃ近視は治りませんよ」
「じゃあ、眼の充血やかすみに効く目薬っていうのは?」
「充血はそれだけ血流を必要としているのに対して、血流を抑えれば見た目の充血を取り除くことができます。かすみ眼なんかに効く薬も、一時的に眼に無理をさせるだけなので、長期的に見て眼にいい薬ということになるのか?と言われると、別にそういうわけでもありません」
「じゃあ、つかれ眼にいい目薬ってないんですか?」
「眼を休ませるのが一番ですよ」
「眼を休ませるというのは、具体的にどれくらい、どのように休ませれば?
よく聞く、遠くを見るとかでしょうか?」
「パソコン等の作業が多いのであれば、ただ紙の資料を扱う作業に代えるなどでも十分に眼を休ませることになります。1時間ごとに少しずつで構わないので、休み休みにしてください。」

という説明を受けました。
結局、眼薬については、ドライアイに対処するために使われる、「ヒアレイン」というものを処方されました。
これは「角膜保護剤」というものだそうで、角膜の乾燥を抑えるための、ちょっと粘性の高い(といっても、使った限り水とあまり変わらない)薬品なのだそうです。
主成分のヒアルロン酸ナトリウム(というか、ヒアレインの成分として表示されている物質はこれだけ)について調べてみると、角膜を保護するというか、角膜の補修(新陳代謝?)を促進、補強する作用がある様子。

使用してみた感じでは、眼にしみる感じとかはほぼ無し。粘性が高いといっても、とくにゼリーのようだったり、塗り薬のようだったりはせず、他の目薬並に水っぽい。


このヒアレイン(参天製薬)に関しては、ジェネリックも利用可能らしい。
古くなるまえに使い切れば、ヒアレインはジェネリックでも問題なさそうかな?

先発医薬品側の表示を信じれば、パッケージに書いてあるとおりの成分で、特許で登録している通りの製法を使えば、全く同じ薬ができるんじゃないか?と思う部分もありますが、 中には特に重要な部分で、その薬品のキモになる部分なんかには、他の会社が全く気付いている様子もない、会社独自のノウハウが隠されている可能性があります。 実は、表示していないもう一つの有効成分が含まれている可能性とか。

薬ではありませんが、日亜と中村修二氏の青色LEDの裁判なんかの話でも、このあたりで少々ややこしくなっていた部分があります。今売ってる青色LEDには、中村氏の特許を使っているとか、中村氏が関わっていない頃に新しく考え出した技術で作ってて、こっちは社外秘の技術で特許申請もしてないとか。

薬の場合、法律上、表示の義務とかもあるかもしれません。そこは詳しくは知りません。

また、意図しないものであっても、有効な成分を作成する段階で、なにやら有害な成分が一緒に生成されていないとも限らないわけです。 そういうものは正しく分離するか、そもそも生成されないような手法を探す必要があるはずですが、長い期間にわたって動物実験等を行い、長年、多くの人に使われてきた先発医薬品と本当に同じ薬品ができているとは限りません。
(怪しい成分が含まれているとしても、目的の成分に対して1%前後とか極少量でしょう。長年服用し続けて、その結果として何か違いがでるかとか、そのあたり)
他にも、結晶多形などで結晶性が異なれば、体の中での溶け易さなどが異なってきて、有効に作用しない薬品も存在するかもしれません。

ジェネリックでも、一応動物実験等は行っているはずですが、それが元々のメーカーが販売している薬と同じ薬効、副作用の有無などを保証するものではありません。

臨床試験あたりは省いているらしいですが、一応安全性は確保されているようなので、門外漢が気にするものでもないかもしれません。しかし、糖尿病等、薬品が治療の重要な部分を占める病気に関しては、ジェネリックの利用に慎重になる医師も多いそうです。

2009年3月15日日曜日

邪気眼は厨二病か

近年では魔法、超能力等の関わる話を全部「厨二設定」、「厨二作品」とレッテル貼りをして、いかにストーリーが良かろうが、作画等がよくできた優良なアニメであろうが、「でも厨二だし」と、その作品の良さ認めないような雰囲気を作り出してしまう人がいます。萎えます。

しかし、果たしてセカイ系で超能力装備な話は中二ターゲットに作られているのでしょうか?その辺に少々疑問を感じました。


もともと中二病というものを"発見"したのは伊集院光らしいです。
昔はイジューインネット(ミラー)でその頃の内容を見ることができたんですが、一端閉鎖し、それをミラーサイトの管理人さんが復元するにあたり、中二病のページは失われてしまいました。
「三匹が斬る!の刀を持った2人ではなく、三又の槍を持った人のほうに憧れる」という投稿は、伊集院に「これは(病気ではなく、)紳士です」と認定されたとか。


中二病 とは - Wikipedia@pedia
http://wikipedia.atpedia.jp/wiki/%E4%B8%AD%E4%BA%8C%E7%97%85

wikipedia本家よりも症例が豊富だったので、@pediaのほうにリンクしてみました。

上の症例を見てみると、「魔法、超能力設定のアニメ、マンガにはまる」みたいのは入っていません。ともすれば、小二病あたりに分類されるかもしれません。

もともとは、洋楽を聴くようになる、ラーメンの味にこだわる、コーヒーに砂糖を入れない……など、「あるある」なネタを扱っているネタで、ネット上での「中二認定」も、そのような批評家ぶった、妙に辛口な人々を指して使われていたと思うのですが、近年では、どちらかというとファンタジーな作品を指して「また厨二かよ」とストーリーも設定も作者からのメッセージにも×ゼロをしてしまい、一切のプラス評価を否定するようなコメントがされるようになっています。

なぜ、このような設定の作品を「厨二」と呼び始めたかというと、それはおそらく邪気眼が知られるようになったからではないかと思います。

邪気眼
http://www.wikihouse.com/jakigan/index.php?%BC%D9%B5%A4%B4%E3%A4%DE%A4%C8%A4%E1%C8%F2%C6%F1%BD%EA

コレを見ると、確かに中学時代にやっちゃったっぽい人が多いようにも感じます。
中二病の解説本などにも、「邪気眼系中二病」といった形で紹介されるようになっているらしいです。
やはり、邪気眼は中二病の一種であるのかもしれません。

2chの秋山スレあたりに書かれた事によれば、主人公の年齢を決める際、「自分の立ち位置に悩むなら14歳、恋愛に悩む(男の子)なら16歳」みたいな、小説の設定例というか、児童文学の書き方に関する常識みたいなものがあるんだそうです。たしかに、エヴァンゲリオンあたりは14歳(中二)でしたね。

自分の存在意義に悩むあまり、自分の妄想を現実に持ち出してしまう……というのも、確かに中二時代に起きうることなのかもしれません。つまるところ、症状が極めて深刻(末期症状)な中二病であるのかもしれません。

厨二認定されやすい条件として、
・いわゆる「セカイ系」で、主人公が世界の運命を握っている
・なんのとりえもないごく普通の少年が、突然特殊な能力に"覚醒"する
・主人公一人が特別なわけでなくても、とにかくスケールがでかい

といったあたりでしょうか。
最近では、上の内容が拡張され、「世界の運命とかが関わるってくるもの全部」、「主人公は最初から最後まで完璧に普通でも構わないが、世界観上、超能力が存在する」あたりまで中二レーベルの守備範囲となってしまっています。もう少し、温かい眼で見られないものなのでしょうか。見て楽しむくらいいいでない?と思ったりします。

……要するに、楽しんで見ている側が気にしなければいいんですが。作品を「中二」と評価することと、楽しんで見ている人を「中二」と罵ることは別なわけですし。私がやや自意識過剰なのかもしれません。

まあ、いちいち中二中二言う側も、高二病という「精神年齢同一性障害(そんな病気はない。多分)」の患者であると考えられます。年齢でいうと3つほど上ということにはなりますが、それも症状の内容からそう分類せねばならなかったというだけの、いわゆる五十歩百歩というやつです。

参考までに、高二病、大二病についても。

アンサイクロペディアには、高二病、大二病に関する詳細なページが作られています。
アンサイクロペディア - 中二病
上ページから、高二病、大二病、院二病へのリンクがあります。

数年前に"中二病"のことを知ったころには、

中二病:伊集院プレゼンツ、自意識過剰がもたらす奇行が見られるようになる病気
高二病:中二病に分類される特徴を持つ友人等に「中二病!」と指摘し、自分は徹底的に中二病的行動を避ける。
大二病:「いまだに中二病っぽい部分が抜けなくてさ」とネタにする

みたいな単純な分類でした。院二病はまた、中二病的特長に逆戻りしている感じがあります。

さらに、社会人二年目にかかる病気(社二病)を提唱している人もいました。
社会人二年目になり、自分の下に社会人一年目の新人が入ってくると、「学生気分が抜けてねえ奴が多くてさ、俺が社会の厳しさを教えてやったってわけよ」な先輩風を吹かす人のための病気なのだそうです。

邪気眼をネタにしたラノベとして、田中ロミオの『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ 』 があります。



高校生になった主人公の周りでは、何故か邪気眼丸出しな生徒が多数存在していて、クラスのおよそ半分が邪気眼持ちだったりします。
そしてそれに対しする主人公の対応は、馬鹿にするでもなく、全く理解できないというわけでもない様子で、妙に挙動不審だったりする……という話になります。


自分の存在意義に悩む話としては、まあ多数あるんでしょうが、最近見たものとしてスティーブン・キングの『スタンドバイミー』(主人公12歳)や、ケビン・コスナー主演の映画「FANDANGO(ファンダンゴ)」(主人公22歳)があります。『ライ麦畑でつかまえて』(主人公16歳)も、かなり中二病全開な話になります。

FANDANGOは結構マイナーな映画のようで、近くのビデオレンタル屋では見つけられませんでしたが、TSUTAYA DISCUSでは扱っていました。

TSUTAYA DISCUS ファンダンゴ

もともとこれを見た理由は、橋本紡というラノベ作家が『半分の月がのぼる空』、『空色ヒッチハイカー』という作品でこの映画を紹介していたからです。

Remember when you were sixteen,seventeen,looking ahead?
How you knew the next couple of years・・・they’d be great.
Just knew it. I don’t feel that way no more.

十六とか十七のころを思い出してみろよ。
二、三年もしたら、すげえことがあると思ってたよ。
ちゃんとわかってたんだ。 だけどさ、今はもう、そんなふうには思えないんだよ。


『半分の月がのぼる空』では、普段はやたら明るい主人公の友人(17歳)がこの映画を見て、「今俺も17だけど、とても未来は明るいなんて思えない」とこぼし、『空色ヒッチハイカー』では、作中のキャラクターと同じ年齢(22歳)の主人公の兄が、この言葉をそのまま主人公に残して去っていきます。

日本では高校から大学受験があったり、高校卒業後の就職を控えている時期なので、大学になんとなくいくことを考えて、たいした勉強もなしに進学できてしまった学生あたりと比べると、この時期に受験でなやみ、結果的に壁にぶつかることもある日本の少年は、総じてそう楽観的ではいられない時期と言えるかもしれません。(もっと真剣に進学とその後を考えてる人も当然いるでしょうが、受験の厳しさの差から、もっといい加減にしか考えていないで、大学卒業付近になって初めて悩む学生もいくらか多いのでしょう)
映画の中での登場人物らも、大学の成績不振を理由に徴兵免除を取り下げられ、ベトナム戦争真っ最中に徴兵されることが決まった時期だったりします。


……3月26日追記

良い大人の例。



元ネタへのリンク
ワラノート 7歳の従弟が頭目となって謀反を起こすので。
http://waranote.blog76.fc2.com/blog-entry-854.html