2016年9月6日火曜日

雨港基隆 日本語版発売!・・・・・・・せず?

雨港基隆が今年7月に日本語版を発売予定と聞いていたが、何の音沙汰もない様子

雨港基隆 日本語サイト

9月20日に続報とも書いてあるけど、これは去年とかの話だったと思う。

ネット上で何らかのアナウンスがないかと探してみても、開発凍結かな?という程度のうわさしかない。
ギャルゲーの延期は日常茶飯事ではあるが、何の情報もないというのは怖い。


このゲームは台湾民主化の中で大変重要な事件である228事件の様子を描いたギャルゲーです。
エロはないらしいけど設定上グロはあるので年齢制限あり。
ヒロインも台湾(本省)人、外省人(国民党側)、日本人と台湾人とのハーフのような感じになっている。

wikipedia 2・28事件

この事件以降、政府側が反政府活動をするものを言論弾圧、逮捕どころか堂々と殺害する白色テロ時代が続き、だいたい蒋介石が死ぬ1975年あたりまで台湾の暗黒時代が続くのだそうな。

この事件については長らく口に出すのも許されない時代があったようですが、今では戒厳令も解除され、記念碑も作られ、ギャルゲーも作られsteamで世界に向けて配信されています。しかし英語版も日本語版もなしなのが現状。

この作品の続編にあたる『她和他和她的澎湖灣』はsteamで配信されるゲームでは英語、中国語(繁体字)の字幕が入る予定。
(繁体字が使われるのは台湾、香港、マカオあたり)





体験版より、字幕切り替えの例
だが男だ。

上の画像は主人公にあたる尹暁風。ギャルゲ、ラノベ主人公らしい消極的な性格で、台湾へ逃げることになったものの台湾という土地にあまり興味がなく、台湾で暴れていたと聞いている日本軍にもいい感情は持っておらず、早く戦争が終わって故郷に帰れるようになる日を待っている。

こちらの事件は澎湖七一三事件という、中国国民党による外省人(山東あたりから台湾へ逃げる戦争難民)を虐殺した事件?らしいのだがこの事件についてはwikipediaにも日本語記事がない。
なので事件のきっかけやらがよくわからない。


話を雨港基隆に戻すと、この作品にはラノベ版も出ており、そちらの日本語訳は小説家になろうあたりに一部投稿されている。原作者の許可ありとのこと。

小説家になろう 雨港基隆 桐花雨

twitter上にもう少し先まで翻訳した人もいて、リンクからドキュメントファイルが見られる

台湾ラノベ翻訳するマン
https://twitter.com/harakoatom/status/647584109997395968

あるていどゲーム版と同じシナリオなのだろうか?

こちらの日本語化されたものを読んでいると、外省人の女の子(メインヒロインの一人)が自己紹介するにあたり、

「私は陳鈺。金の玉と書いて鈺よ」
と言っていたりして主人公はびっくり。しかしもう台湾に日本人もいないことだし・・・と考え、別に何も言うまいという態度をとる。

そうなると苗字のほうの陳もまたチ○コをイメージしてつけたのだろうかとか思ったりする。いや台湾でもメジャーな苗字であるのにそれは・・・

深い意味はないと解釈してとラノベ版を読み進めていくと結構このキャラに関する背景が明らかになってくきたのだが、そこからネタバレ覚悟で、この陳さんってひょっとして…とググってみたものの、父親の名前は別だった。

陳峰・・・・・・これはチン・ポウと読めばいいのだろうか?


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