2020年5月24日日曜日

急に終わった感のあるコロナ

まだ終わってないものの、東京で感染者判明数が1桁の日も多くなりました。

順調に収束している流れとはいえ、それも自粛状態が続いている中なわけで、今後緩和に伴い再流行が懸念されています。
また緊急事態宣言が解除され自粛終了となっても、一人ひとり、食事前の手洗いあたりは心がける必要があると思います。
(飲み会とか可能な限り出たくないんですが・・・)


何故、急に(と感じられる形で)減ったのでしょう?自粛?緊急事態宣言?

4月7日 緊急事態宣言
4月16日 緊急事態宣言全国拡大

感染者が有意に減ったのは・・・人により解釈が変わるでしょうが、1日の感染者が100人を割っていて、かつ検査数あたりの感染者が5%以下の5月4日、23人、2%代となった5月7日あたりでしょうか。

緊急事態宣言あたりからすると宣言自体がてきめんに効いたという感じでもない
防護服の不足や医療現場の声などが20日あたりから出てきたりと、自粛を推進する意義を一人ひとりが認識したことで自粛が進んだ経緯もあったかもしれません。


それ以外の要素として、気温の変化があるかもしれません。
もともと、インフルみたいに4,5月になくなるだろー的な楽観論はありましたが、



気象庁から東京の気温を見てみると、4月末、5月はじめの数日で有意に気温が上昇しています。平均12度ほどから20度ほどまで急激に。
暖かくなった、むしろ熱くなったと感じたのは連休明けあたりからでしたが、5月初めから(東京のデータですが)上がっていたんですね。
20度より高い温度で感染が拡大している国も多数あったため、気温がすべての決定打となるわけではないことは事実ですが、ウイルスの感染、拡大の能力は鈍った可能性があります。

新型コロナは9割が気温3−17℃で感染 MIT研究中間報告(3月25日)
https://www.excite.co.jp/news/article/Hazardlab_33587/

ちょうどこれくらいの気温から抜けたところから1週間ほどで感染者数が下がったことになります。


自粛では海外渡航、仕事、学校などさまざまな制約がありました。それらの制約を含めて感染者数を抑え、病院のベッドを確保しながら乗り切った部分があったとはいえ、気温によるウイルス活性低下まで逃げ切った部分が大きい気がしています。
しかし今年は収まる方向で進行できているものの、来年も同じように緊急事態宣言クラスの自粛は不可能でしょう。

そういえば毎年のインフルエンザはどうやって広まるだろう。潜伏しているのが活性化するのか?

渡り鳥が運んでいる?
https://pro.saraya.com/kansen-yobo/column/company/iwasaki03.html

日本国内で、夏の間に撲滅できるだろうか。
そして、海外でも同様とはいかないだろうから、冬の間完全にシャットアウトできるだろうか。

・海外渡航等を制限するだけで国内に入れなければコロナは流行しない?
・東京、大阪、名古屋ほど過密でなければ流行しない(予め地方分散を進める)
・今から半年で、普通に生活できる下地をつくり、また感染者を治療する準備を整える

来年はどう対処するのでしょう。
自粛以外でも、海外渡航の制限、帰国後の自宅待機の協力要請など、現状の法律的にどこまでできるかわからないので、結局流行りそうな気がしています。

来年の受験はどうなるでしょう。また、オリンピックは本番(8月)は大丈夫としても、アスリートは冬の間命がけでトレーニングして調整を行うことになるのかもしれません。

2020年5月20日水曜日

もう止まれないアベノマスク配布。それと滅菌ガーゼへの誤解

アベノマスク配布

間に合うかなーでも結構遅くなるかなーと思っていたアレ、結局間に合わなかったですね。

値崩れがおき、西川口や新大久保以外でも、通販や近くの薬局でも買えるようになっている様子。

1軒ずつ配って回るのではなく、市役所や学校あたりにまとめておいてほしい人が受け取りにくる形でよさそう。


そんな形で、もう予算を割く必要はないんじゃ・・・?と言われ始めている様子な布製マスク配布、そうはいかない事情があります。

厚労省マスク類の情報ページ
https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html
下のほうに政府側からの出資情報があり、不織布マスクのほか布製マスクについても手を打っています。

3月初めに興和株式会社(アベノマスク)、ミツフジ(朝日でも販売を予定していた高級布マスク)にも布マスクの打診を行っているとのことで、

興和株式会社 ガーゼマスクの取り組みについて
https://www.kowa.co.jp/news/2020/press200305.pdf

ミツフジ株式会社 洗って使える高機能マスクを発売
https://www.mitsufuji.co.jp/information/0317_pressrelease/


さらに、アベノマスク配布に至るには布マスクが売れるか不明な点への配慮として、「政府による買い上げを保証するので生産を急いでほしい」という旨を通達してあったため、もうお金出さないよとは言えない事情があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アベノマスク

布マスク配布はその後世界に広がった先見性ある施策でした。配布は間に合ってないけど。
(東京で個別に配るのが終わるの待ってたらいつまでも地方に届かないのだが。もっと全国で一斉に開始されるものと思ってた)


値崩れマスクのほうはなんでまた薬局とかよりも外国人街の個人が多量に抱えられるのか・・・隠し持ってたのかと思ったものの、製造元で検品が行われた日時は3月末ごろから4月末くらいまでばらけている様子で、届いたばかりのものも含まれているのは否定できない
(1月以上前の分も含め、今溢れている状態なのは事実でしょうけど)

値崩れの原因として、通販、路上販売などでの高値販売経路で売れる量が頭打ちになり、在庫があふれてしまったのがあるんでしょう。それで仲間割れにように競って売り出したと。
アベノマスクの影響ももちろんあるだろうと思いますが。
有効だったのは転売違法化のほうだったかな?


ついで。

”滅菌”という、なんとも頼もしい肩書で出回る商品があります。除菌や殺菌よりも強そう。しかし多少誤解があると思われます。

これは、実験道具などにもみられますが、何の特性も持たない布、プラスチック、ガラス等に対し高熱、ガス、放射線などで滅菌処理を行ったものということ。

通販サイトで滅菌を検索

滅菌法、消毒法概要
https://www.as-1.co.jp/academy/21/21-3.html

実験時に菌が滅してしまっては困る例もあるので、品物自体には菌に対抗する力は全くありません。

一度菌を殺してある状態なため、安全なガーゼではあるのは確かです。家で1度以上水洗いして再利用するなら滅菌なしとの違いは無くなるでしょうか。


その他、マスクのエビデンス等
https://ochanomizunaika.com/15699

COVID19で調べた咳エチケットの効果
・20㎝先の菌培養地に咳をした結果、マスクの意味はほぼなし。サージカルマスクで5%ほど、布マスクで30%ほど減少?布のほうが効果があったかもだが、感染抑止には程遠い感じ

咳の後にマスク表面を調べると外側からはウイルス検出、内側ではウイルスがなぜか検出されない。咳で容易にマスクを貫通してしまうということ。内側からでない理由は不明とのこと。・・・吸い込んじゃうから?

布マスク、綿とシフォン生地の組み合わせが効果大
https://www.sankei.com/life/news/200425/lif2004250052-n1.html

絹二枚などの組み合わせ、静電気を帯びやすい素材の有効性(ポリエチレンや絹)など一定の傾向はみられるが、フィルター部分に風を当てそこにエアロゾル相当の微粒子を当てるという方法なのでウイルスの感染そのものに効果があったという生地ではない。ウイルスはずっと小さいため、上の記事のほうが現実に近いものになる。


上の研究では実際のコロナウイルスの広がりを見ているものの、やっていることは「飛沫」ではないですね。マスクの繊維をすり抜けるウイルス1つ1つがウイルス培養地に届いている状態な気がします。息で吐き出しただけのウイルスが壁や手すりでそう急速に増殖することはないでしょう。
飛沫によるウイルスの増殖をみるには、壁などに一度ウイルスがぶつかった後、風で一度表面を払い、そののちに布で拭き取ってその布表面からウイルスを培養するか。

飛沫をみるだけならくしゃみをしている人の飛沫がどの程度マスクで止められているかで十分なのではないか。湿気(水)を感知するシートなどでどの程度反応するか、画像処理するか、反応した部分を現像して光を透過させてみるとかでマスク性能を比較できそう。


飛ぶナメクジに有効!
https://cjjc.weblio.jp/content/%E8%9B%9E%E8%9D%93
怪しいマスクの翻訳日本語で出てくる謎の見出し
鼻水を隠語のような方言のような感じで蛞蝓(なめくじ)と呼ぶことがある模様。
ナメクジ.≒鼻涕 =鼻汁