2020年5月20日水曜日

もう止まれないアベノマスク配布。それと滅菌ガーゼへの誤解

アベノマスク配布

間に合うかなーでも結構遅くなるかなーと思っていたアレ、結局間に合わなかったですね。

値崩れがおき、西川口や新大久保以外でも、通販や近くの薬局でも買えるようになっている様子。

1軒ずつ配って回るのではなく、市役所や学校あたりにまとめておいてほしい人が受け取りにくる形でよさそう。


そんな形で、もう予算を割く必要はないんじゃ・・・?と言われ始めている様子な布製マスク配布、そうはいかない事情があります。

厚労省マスク類の情報ページ
https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html
下のほうに政府側からの出資情報があり、不織布マスクのほか布製マスクについても手を打っています。

3月初めに興和株式会社(アベノマスク)、ミツフジ(朝日でも販売を予定していた高級布マスク)にも布マスクの打診を行っているとのことで、

興和株式会社 ガーゼマスクの取り組みについて
https://www.kowa.co.jp/news/2020/press200305.pdf

ミツフジ株式会社 洗って使える高機能マスクを発売
https://www.mitsufuji.co.jp/information/0317_pressrelease/


さらに、アベノマスク配布に至るには布マスクが売れるか不明な点への配慮として、「政府による買い上げを保証するので生産を急いでほしい」という旨を通達してあったため、もうお金出さないよとは言えない事情があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アベノマスク

布マスク配布はその後世界に広がった先見性ある施策でした。配布は間に合ってないけど。
(東京で個別に配るのが終わるの待ってたらいつまでも地方に届かないのだが。もっと全国で一斉に開始されるものと思ってた)


値崩れマスクのほうはなんでまた薬局とかよりも外国人街の個人が多量に抱えられるのか・・・隠し持ってたのかと思ったものの、製造元で検品が行われた日時は3月末ごろから4月末くらいまでばらけている様子で、届いたばかりのものも含まれているのは否定できない
(1月以上前の分も含め、今溢れている状態なのは事実でしょうけど)

値崩れの原因として、通販、路上販売などでの高値販売経路で売れる量が頭打ちになり、在庫があふれてしまったのがあるんでしょう。それで仲間割れにように競って売り出したと。
アベノマスクの影響ももちろんあるだろうと思いますが。
有効だったのは転売違法化のほうだったかな?


ついで。

”滅菌”という、なんとも頼もしい肩書で出回る商品があります。除菌や殺菌よりも強そう。しかし多少誤解があると思われます。

これは、実験道具などにもみられますが、何の特性も持たない布、プラスチック、ガラス等に対し高熱、ガス、放射線などで滅菌処理を行ったものということ。

通販サイトで滅菌を検索

滅菌法、消毒法概要
https://www.as-1.co.jp/academy/21/21-3.html

実験時に菌が滅してしまっては困る例もあるので、品物自体には菌に対抗する力は全くありません。

一度菌を殺してある状態なため、安全なガーゼではあるのは確かです。家で1度以上水洗いして再利用するなら滅菌なしとの違いは無くなるでしょうか。


その他、マスクのエビデンス等
https://ochanomizunaika.com/15699

COVID19で調べた咳エチケットの効果
・20㎝先の菌培養地に咳をした結果、マスクの意味はほぼなし。サージカルマスクで5%ほど、布マスクで30%ほど減少?布のほうが効果があったかもだが、感染抑止には程遠い感じ

咳の後にマスク表面を調べると外側からはウイルス検出、内側ではウイルスがなぜか検出されない。咳で容易にマスクを貫通してしまうということ。内側からでない理由は不明とのこと。・・・吸い込んじゃうから?

布マスク、綿とシフォン生地の組み合わせが効果大
https://www.sankei.com/life/news/200425/lif2004250052-n1.html

絹二枚などの組み合わせ、静電気を帯びやすい素材の有効性(ポリエチレンや絹)など一定の傾向はみられるが、フィルター部分に風を当てそこにエアロゾル相当の微粒子を当てるという方法なのでウイルスの感染そのものに効果があったという生地ではない。ウイルスはずっと小さいため、上の記事のほうが現実に近いものになる。


上の研究では実際のコロナウイルスの広がりを見ているものの、やっていることは「飛沫」ではないですね。マスクの繊維をすり抜けるウイルス1つ1つがウイルス培養地に届いている状態な気がします。息で吐き出しただけのウイルスが壁や手すりでそう急速に増殖することはないでしょう。
飛沫によるウイルスの増殖をみるには、壁などに一度ウイルスがぶつかった後、風で一度表面を払い、そののちに布で拭き取ってその布表面からウイルスを培養するか。

飛沫をみるだけならくしゃみをしている人の飛沫がどの程度マスクで止められているかで十分なのではないか。湿気(水)を感知するシートなどでどの程度反応するか、画像処理するか、反応した部分を現像して光を透過させてみるとかでマスク性能を比較できそう。


飛ぶナメクジに有効!
https://cjjc.weblio.jp/content/%E8%9B%9E%E8%9D%93
怪しいマスクの翻訳日本語で出てくる謎の見出し
鼻水を隠語のような方言のような感じで蛞蝓(なめくじ)と呼ぶことがある模様。
ナメクジ.≒鼻涕 =鼻汁

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