2007年9月12日水曜日

英語版フルメタ1巻

届きました。11日発売の本ではあるものの、本当は10日に宅配便で来てたんですがその日は受け取れず。


日本語版よりちょっと大きめ。中のイラストも少し大きめ。

ただし巻頭カラーはない。(モノクロ)

銃のイラストは章の始めにしかないけど、Prologureの照準みたいなイラストと下の弾痕+ページ表示は全てのページ共通。

翻訳はDuane Johnson amazonで調べると、ベルセルクやヘルシングを翻訳してるらしい。あと"君とハルジオン(BL?)"
English Adaptation Ben Armtz:この人は日本語と英語表現間の溝を埋めるのが仕事でしょうか?

日本語版と比較した結果

巻頭のACの辞書内での表記に関しては、引用元は研究社の日中英から研究社の英和辞典に変更され、広辞苑はそのまま。英和に変更したほうも全部英語ですが。ここはもっと欧米で有名な辞書に置き換えてもよかったのではと思います。
宗介のためにメリッサがかき集めてくるアイテムでは、ブラシとムース、CDプレイヤー、五木ひろしとSMAPのCD、成田山のお守り、ミスタージュンコの時計はそのまま、"ニンテンドーのゲームボーイ"は a Gameboy,ポパイと女性自身とドラゴンマガジンはglossy magazines(写真入りの雑誌)、マルボロとリベラはcigarettes、ユンケル黄帝液はenergy drink、そしてロート製薬の目薬、タワーレコードのサービス券等はエトセトラの中に含まれたということか表記されず。まあ妥当なところでしょう。コンドームもちゃんと出てます。

あとがきでは、蓬莱学園は消えてます。そのほかは同じですね。特定の国に悪意は無く、国内線の航続距離によって行き先を選んだこと、もし私の身やドラゴンマガジン編集部に何かがあったらそれは・・・というところから、Cassieがココアミルク(chocolate milk)をこぼしたところまで同じ。
ただ、"次回も宗介と地獄につきあってもらいます"は、
Well, I'll see you next time,when, once again, Sousuke flirts with hell.
Shoji Gatoh, August 1998

となっていて、flirtは辞書ではそのまま"付き合う、いちゃつく"の意味になります。
多分、"宗介には次回も地獄で楽しんでもらいます。(次回も宗助に地獄を味わってもらいます。)"
という感じになると思います。これで原文と同じ意味になってるのかな?まああえて変える理由はないハズなんですが。

ミスリルについてもどこの国にも属しないと書いてありましたし、以前アマゾンの紹介文を読んで心配したような改変はないようです。訳者も他の翻訳例を見る限り、こういうネタが好きな人なのだろうと予想できます。まだ始めのほうしか読んでませんが、今のところ決定的に"変だ"と言い切れる部分もまだ見当たりませんし。
部分的に変えてあったり、よく分からない表現だったりする部分はあるんですがね。
コピー機の隣の席に、社会科教師が座っていたの訳の、
social studies teacher sat grading tests の"grading tests"ってなんだろう?とか。
gradingはなにやら印刷のための作業の一つらしいので、これは"コピー機の補助のための装置がおいてある机"を指してるのかな?社会科の先生がコピー機の見張りをしる・・・とか、コピーのための作業をするために偶然コピー機のとなりに座ってる・・・と訳したのでしょうか。
コピー機が設置してある場所が、社会科の狭山先生の机のとなりだということだと思うのですが。
あと、この後古代インドの人の名前について、「あの王様の名前、変ですよね」という場面が、「みんなあの王様みたいに変な名前なんですか?」に変わったりしてます。あ、そういえば、写生会のチラシが"Drawing Club's flyer(絵画部のチラシ)"になってたのも変かな?欧米の学校に写生会があるかは分からないけど、"Drawing Contest"とかにすれば問題なかった気がします。

・・・まあ、誤りがあるとしてもその程度です。

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