2008年3月11日火曜日

アメリカ大統領選

妖精さんに書くように言われたので。

黒人層の人気がいまひとつのオバマ議員

どうも人種差別か性差別かの戦いになっているようですね。要するに、「より差別されてるほうが票がもらえる」ということでしょうか。

差別で思い出すのはボーイミーツワールドというアメリカンコメディです。
主人公が先生に代わり授業を行う場面があるのですが、そこでクラスメイトたちにまともな成績を取らない全員分の罰を主人公一人が負うことになってしまいました。
そんなことを知らされる前、「授業は全部自習、宿題無し」を貫いていた主人公はあわてにあわて、しかしクラスメイトに教える前に、まず自分自身が勉強しないとならない…という厳しい状況におかれました。

彼に割り振られた授業のテーマは第二次大戦中のドイツのユダヤ人差別、特にアンネ・フランクについてでした。そこで主人公はかつて行われた恐ろしい差別の内容をしることになったのです。(ガス室などは除くにせよ、日本軍についての黒いうわさとは別問題に、ドイツでは本当にあったわけですからね。)

その事実を知り、真剣に教えようとするも全く話を聞かないクラスメイトたちの中から、親友を呼んで彼のお祖母さん(叔母?)の名前を上げ、イタリア系の名前で、つまりお前は"純粋ではない"という話をします。

このことは作品中では絶対的に悪いこととして扱われました。主人公の発言も、問題を伝えるために行ったことなので、実際に差別をしたとか、差別を助長する演出ではないので放送局が怒られるようなことではないのだと思います(それでも人権団体からは苦情がきたりするかもしれないですが)

この主人公の発言、親友の怒りにより、クラスメイトは今の授業の大切さを知り、ちゃんと勉強をしてテストに臨む・・・のだったと思います。先生が教えていたときほど成績はよくなかったはずですが、主人公の親友はけっこういい点数を取っていた(主人公からのメッセージをきちんと受け取り、ちゃんと勉強した)ような気がします。

こういったアメリカンコメディでは、普通に"いじめ"の現場が取り上げられるんですよね。気が弱い、体が小さい、喋り方が変なやつが出てきて、ガキ大将的な不良に食べ物をとられたり階段からけり落とされるみたいな場面が笑い所として取り上げられています。女の子についても、「いけてる子達じゃないと入れないグループ」があり、主人公だったり、主人公の姉妹だったりする女の子はそこには属することが出来ない場合が多くあります。理由は、自分のせいであったり、親友のワキが臭いために2人まとめて周りから敬遠されてたり・・・まあいろいろだったと思います。でもこれは差別じゃないんですよね。

女性差別は・・・日本の状況からしか考えられませんが、私はあまり男女同権には賛成しません。
まず、女性は社会進出を目指すだけが全てではないと思います。「話を聞かない男、地図が読めない女」には、
一年の終わりに、今年最大の失敗は何かとたずねると男は仕事の失敗を、女は人間関係の失敗のことを出す」という部分を読んで大変驚きました。人に認められたいということが理由なら、わざわざ男社会に入ってこなくてもいいんじゃないでしょうか?

これは金属関係の業界での話ですが、鉄鋼業など、女性に人気のない世界では、給料が電気系、化学系などに比べてあるていど高いのだそうです。男女雇用機会均等法に関係なく、男しか集まらない職場ですから、会社を辞めることなく続けてくれる社員が多いということでしょう。こう考えると、最近の鍵っ子(CLANNADは関係ない)の増加のような、両親共働きの状況を作り出しているのはこの男女の雇用機会が均等になったため、新人育成のコストの平均値の増加によるものではないかとも思えます。

しかし、鉄鋼関係の会社では、女性は結婚すると、半ばいじめに近い・・・といっては言い過ぎかもしれませんが、「おめでとう、おめでとう」「こどもはいつできるの?」みたいな状況で、寿退社に"追い込む"部分があるそうです。こういうのは問題なんじゃないかな?と思います。

とは言え、私は共働きはできればへらしたほうがいいと思っているので、私としては今の男女平等は無駄であると考えています。今はインターネットなども発達していていますし、別に充実感を感じられる方法があると思います。
仕事、事業となると効率を考え、子供の面倒などを見る時間がなくなってしまうので営利目的ではない、よりサービス的な、収入は手間賃のみなどでも個人個人のニーズに合わせられるような、それでいて提供する側も自分の本業がおろそかにならないようなコミュニティを作ることなどをかんがえるべきではないでしょうか。

しかし、まあ、上の追い出し方あたりも問題は感じないではないですが、私は女性差別をなくすために活動している人が、変な方向にがんばっていると認識していることに変わりはありませんので、どちらかというと人種差別のほうを応援したいです。我々日本人も、"colored(色付き)"であり白人社会では差別を受ける側です。黄色人種は黒人からもスポーツや音楽での活躍が少ないことから馬鹿にされているという話を聞くこともあります。まあ、それが国内から一歩も出るつもりのない私にどのような利益をもたらすかわからないですが、白人優位主義な世の中は嫌いですからね。うん。オバマ氏がんばれ。

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