2008年3月22日土曜日

Missing 英語版

Missingも英語で出始めています。


TOKYO POPは、ラノベに関してはフルメタとこれを交互に出してる感じでしょうか。訳してる人は別ですが。

Missingについては、Andrew Cunninghamというブギーポップの訳をしている人でもありますが、フルメタに比べて訳が丁寧というか、原文を忠実に訳している感じです。牡丹灯篭などもそのままpeony lanternと訳していて、これで通じるのかな?と思ったものですが、小泉八雲の牡丹灯篭の訳と同じタイトルであるため、これを手に取った人が小泉八雲を知っていなかった場合でも、調べようと思えば普通に答えとなる日本の怪談にたどり着けるようです。ただ、ある意味固有名詞なのでそういう部分についてはイタリックで書くとかしたほうがよかったように思いました。

神隠しについてはKami-kakushiとかかれることもありますが、英訳としてはSPIRITED AWAYとなっています。千と千尋の神隠しの英語版のタイトルがSPIRITED AWAYであることから同様の言葉を選んできたのだと思います。

しかし、Missingのほうの問題というかなんというか、英語版には翠川氏のイラストが一切入っていません。

1巻のときは巻末に睦月れい氏の漫画版を少し掲載してごまかしていましたが、二巻にはそれも無く、絵は一切ありません。表紙も写真風だし。それでもまあいいか?とおもったのですが、二巻初めに出てくる呪いのかけ方についてイラストが一切無いのは少々物足りないと感じました。



日本の最終巻(13巻)にもイラストがなく、「イラストレーターとの契約がきれただけ」というものから「イラストレーターと作者(もしくは出版社)が喧嘩した」とか、「怖いものは嫌いだといっていたイラストレーターがついに仕事を断った」とかいろいろな説があったように思えます。

13巻中最後の一冊だけ表紙に人がいないため「ほんとうに神隠しっぽい」とある意味あれはあれでアリだったとは思うのですが、英語版にも一切絵が入らないということは本当に何らかのトラブルがあったのでしょうね。

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