2009年3月26日木曜日

眼にいい目薬

先日、眼科に行ってきました。
以前、一度結膜炎と診断されたことがあったのですが、その当時は一度目薬をもらっただけで、それを使うこともあまりなく、そのまま特に治療は行わないまま……10年くらいが過ぎました。
しかし、調べてみると結膜炎は結構危険な病気のような気もします。
結膜炎 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E

たまに、「眼が悪いやつといっしょにプールに入ると伝染する」みたいなうわさを(小学生時代に)聞きました。一種の迷信みたいなものと思ってましたが、結膜炎のことだったんでしょうか?

それで、結膜炎についてで訪ねるのは10年ぶりくらいになりますが、眼科へ行ってきました。
眼の充血は、ずっと前から続いているので、それについて「結膜炎でしょうか?」ときいてみたのですが……
結果、「そのくらいの充血は普通です」といわれました。
まあ、家族が眼のかゆみをうったえたり、クラスに結膜炎が拡がったりすることもなかったので、そもそも結膜炎ではなかったのかもしれません(少なくとも、伝染性のものでは)
一度結膜炎と診断されたことも、眼を酷使したせいかもしれないし、花粉症の影響あたりで眼が充血していたせいだったのかもしれません。とりあえず、結膜炎はいいとして、眼の充血や、近視の進行による視力低下に関することなどを聞いてみました。

「(パソコン等の作業に時間を多く使っているので、)視力低下が気になるんですが、疲れ眼にいい目薬ってありませんか?」
「マラソン中にいくらサプリメント飲んだって無駄でしょう?目薬じゃ近視は治りませんよ」
「じゃあ、眼の充血やかすみに効く目薬っていうのは?」
「充血はそれだけ血流を必要としているのに対して、血流を抑えれば見た目の充血を取り除くことができます。かすみ眼なんかに効く薬も、一時的に眼に無理をさせるだけなので、長期的に見て眼にいい薬ということになるのか?と言われると、別にそういうわけでもありません」
「じゃあ、つかれ眼にいい目薬ってないんですか?」
「眼を休ませるのが一番ですよ」
「眼を休ませるというのは、具体的にどれくらい、どのように休ませれば?
よく聞く、遠くを見るとかでしょうか?」
「パソコン等の作業が多いのであれば、ただ紙の資料を扱う作業に代えるなどでも十分に眼を休ませることになります。1時間ごとに少しずつで構わないので、休み休みにしてください。」

という説明を受けました。
結局、眼薬については、ドライアイに対処するために使われる、「ヒアレイン」というものを処方されました。
これは「角膜保護剤」というものだそうで、角膜の乾燥を抑えるための、ちょっと粘性の高い(といっても、使った限り水とあまり変わらない)薬品なのだそうです。
主成分のヒアルロン酸ナトリウム(というか、ヒアレインの成分として表示されている物質はこれだけ)について調べてみると、角膜を保護するというか、角膜の補修(新陳代謝?)を促進、補強する作用がある様子。

使用してみた感じでは、眼にしみる感じとかはほぼ無し。粘性が高いといっても、とくにゼリーのようだったり、塗り薬のようだったりはせず、他の目薬並に水っぽい。


このヒアレイン(参天製薬)に関しては、ジェネリックも利用可能らしい。
古くなるまえに使い切れば、ヒアレインはジェネリックでも問題なさそうかな?

先発医薬品側の表示を信じれば、パッケージに書いてあるとおりの成分で、特許で登録している通りの製法を使えば、全く同じ薬ができるんじゃないか?と思う部分もありますが、 中には特に重要な部分で、その薬品のキモになる部分なんかには、他の会社が全く気付いている様子もない、会社独自のノウハウが隠されている可能性があります。 実は、表示していないもう一つの有効成分が含まれている可能性とか。

薬ではありませんが、日亜と中村修二氏の青色LEDの裁判なんかの話でも、このあたりで少々ややこしくなっていた部分があります。今売ってる青色LEDには、中村氏の特許を使っているとか、中村氏が関わっていない頃に新しく考え出した技術で作ってて、こっちは社外秘の技術で特許申請もしてないとか。

薬の場合、法律上、表示の義務とかもあるかもしれません。そこは詳しくは知りません。

また、意図しないものであっても、有効な成分を作成する段階で、なにやら有害な成分が一緒に生成されていないとも限らないわけです。 そういうものは正しく分離するか、そもそも生成されないような手法を探す必要があるはずですが、長い期間にわたって動物実験等を行い、長年、多くの人に使われてきた先発医薬品と本当に同じ薬品ができているとは限りません。
(怪しい成分が含まれているとしても、目的の成分に対して1%前後とか極少量でしょう。長年服用し続けて、その結果として何か違いがでるかとか、そのあたり)
他にも、結晶多形などで結晶性が異なれば、体の中での溶け易さなどが異なってきて、有効に作用しない薬品も存在するかもしれません。

ジェネリックでも、一応動物実験等は行っているはずですが、それが元々のメーカーが販売している薬と同じ薬効、副作用の有無などを保証するものではありません。

臨床試験あたりは省いているらしいですが、一応安全性は確保されているようなので、門外漢が気にするものでもないかもしれません。しかし、糖尿病等、薬品が治療の重要な部分を占める病気に関しては、ジェネリックの利用に慎重になる医師も多いそうです。

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