2008年9月14日日曜日

MW号の悲劇 時雨沢恵一著「MW号専用掲示板『ウィー・アー・オン・ボード!』」

多数の電撃文庫の作家陣が短編を執筆している本です。「3人好きな作家がいれば買って損はない!」という意見も見かけましたが、この作家陣の中で、私が好きで読み続けている作家さんは渡瀬草一郎氏一人でした。
でも、この本に掲載されている「残酷劇の夜」は前から読みたかったので、買ってみることにしました。他の作家さんの作品にも興味が出るかもしれませんし。

……空鐘の短編ももう一冊出せるくらい分量がある気がするんですが。
学園、クリスマス、アイドルと。あともう一遍くらいあれば1冊分でしょうか?(通販で買っておけばよかった。特に学園物(空鐘「カボチャを被った熱血教師」編)。)

それはそうと、MW号の悲劇ですが、「30」、「蛸」、「電撃」の三つのキーワードを入れた上で書くとのことだったんですが、どこにあるかな?というのも気付く範囲で回収しながら読んでいました。大抵全部は気付かないんで、後でもう一遍見直す感じでしたが。
で、「キノの旅」や「アリソン」で有名な時雨沢恵一の「MW号専用掲示板『ウィー・アー・オン・ボード!』」でどうにも「30」がみつかりません。

そのため、結局これだけ5,6回読み返しています。読み始めた頃は、「この書き方なら30は楽に見つかるな」と思っていたのですが、29,31なんて数字は出てきても30は出てこない……むしろ、ここは「安直に時刻で30(分)を出すと思ったら大間違いだ!」という、作者からの一種のトラップだったんでしょうか。

結局見当たらないんですが……あわてて書き込みする鈴木さんが「さんじゅう」とか書き込んでないかとか、いろいろ考えながら精読したんですが。

今疑っているのは、"MW号"という部分。
Wが3で、号の口が0で……これが縦書きで並んでいると、ほ~ら30!って無理がありますか?時雨沢氏ならこういうネタをやりそうに思えますが。

時雨沢ファンは多そうなので、ネットで探せばあっさり見つかるかと思えば、答えを並べているような人も、見つからないと悩んでいる人も見当たらない。結構あっさり見つけられるようなものを、うっかり見落としてしまっているのでしょうか。


……だれか……助けて

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