2009年7月11日土曜日

聖なるかな カティマの謎

カティマの設定に、「王は代々永遠神剣『心神』の使い手」みたいなものがあります。

『聖なるかな』では、前作『永遠のアセリア』と比較して、微妙に設定が変わってきている……というか、ここは「主人公らが認識している神剣使いの条件」みたいなものになるのですが、「神の転生体しか神剣を使えない」ということになるようです。つまり、パーティーメンバーは、「全員、前世は神だった」ということになっていきますが……

そうすると、カティマの家系については、先代の王(父?)とカティマは同一人物(神)の転生前後の人格なのか?カティマは前世オッサンだったのか?みたいな議論が生じていた様子です。


永遠神剣シリーズ@wiki 心神
http://www38.atwiki.jp/eternity_sword/pages/39.html#id_8501d09d

私としては、「儀礼用の剣で、実際使いこなせるのは稀に転生体が王になったときだけ」
とかじゃないかと勝手に解釈していました。
詳しくは忘れましたが、鉾(ミニオン)が現れたのもつい最近の時代のはずでしたし、人間相手であるなら、永遠神剣は使わなくても戦えるだろうと。


小説版には一応の答えが書いてあるということなので、読んでみました。ネットで探してみてもそのへんのネタばらしをしているページが見つからなかったので。


で、それを私がネタばらししていいものか?とも少し思いましたが、この小説も特に「ゲームでは謎だったカティマの秘密が明らかに!」みたいな原作補完的な部分が売りなわけでもないはずなので、この「謎」の部分だけ書いておきます。実際のところ、これが原作側と話し合って決めた(確認した)公式設定なのかどうかもよくわかりませんし。

以下、反転させて記述(ドラッグすると表示されます)
↓↓↓↓↓
「剣の世界」では、"心神"を扱うための力が恒常的に存在できるように…つまり、転生体以外でも心神を扱えるように研究が行われていた。
研究の結果、神剣を扱うために必要なのは、転生する神の意思(ウィル)だった。
転生体の意思(ウィル)の一部を、『プロジア文書』として保存した。
これにより、転生体以外でも、プロジア文書を継承することにより、心神を扱うことができるようになった。
……ということのようです。


また、前世オッサン疑惑について……
カティマの前の代では、神剣(王家)の正式な後継者はカティマの母であったらしく、カティマは母親にそっくりらしいです(さらに1代前は男(祖父))。上の設定がある以上、オッサン疑惑とかもう関係ないわけで余談になるものの、やはりこの母親もまた神の転生体ではなかったのだそうです。

んで、これについて、荒探しとも呼べないレベルの、ささいな疑問をいくつか。
↓↓↓↓↓(以下、再び反転)
・疑問1
歴代王家の中には、ときどき生まれつき心神を扱えるものもいたという記録があるらしい。

これはつまり、カティマ同様に神の転生体そのものが、何度も王家の血筋に生まれてきたということでしょう。するとやはり、転生体はかならず王家の子として生まれてきていたのでしょうか?
逆に必ず王族に転生体が生まれてくるわけではないとしたら、同じ世界のどこかの時代で、転生体と、王家のプロジア文書を受け継いだ神剣使いが2人存在してしまうような事態にはならなかったんでしょうか?

……まあ、この疑問については、小説中で齟齬が生じたというものでもありません。もともと疑問に思うべき部分のひとつだったでしょう。
この疑問については、「血筋、もしくはプロジア文書と神の魂が引き合っている(意訳:そういうモンだから)」とかの設定が存在すれば、なんら問題はないと言えましょう。

・疑問2
また、プロジア文書を受け継いだ人物なら誰でも心神を扱えるわけではなく、「血統上、心剣を使う適性の高い血筋が存在するようで、その血筋に代々プロジア文書を伝えることにした」という設定もあるらしいです。

そういうわけで、転生体でなくても、王家の血筋の人間ならば神剣を使うことができるが、それ以外の人間がプロジア文書を受け継いでも神剣は(100%かはともかく、ほとんどの場合) 使えないもののようです。

しかしこれは、神話の時代に神であったアルニーネとアイギアス王家は血のつながりはないということなのでしょうか。
もともとのアルニーネ(北天神)の子孫ではなく、今のアイギアス王家はただ、「心神を使うのに適した血筋である」ということから王家となったのでしょうか。そして、この習慣が出来てから後に、この血筋に何度もアルニーネの転生体が生まれるようになったということなのだろうか……


いや、考えてみれば、望やほかのキャラクターも、神の時代とそこまで深い血筋のようなつながりは無いんでした。だから、神と王家の間につながりがある必要はないんですが
それでもって、神剣を使うことができる存在は、やはり王やら将軍やらに出世しやすかったりもしたでしょう。

……結局、これらの疑問も、それほどたいした問題でもなさそうですね。

永遠神剣シリーズの三章は出るんでしょうか。
今作は少々規模が大きくなりすぎた感があります。また、ファンディスクやその他のシリーズで出てくる設定を追いきれません。(上の永遠神剣シリーズwikiを見てビビった)

3作目があったとしたら、シリーズに毎回登場する聖ヨト語……というか異世界語?はまた登場するのでしょうか。

今度は……『歌』かな?
川村ゆみさんに、異世界語で歌ってもらう方向で。

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